「この商品を知ってほしい」「会社や事業について紹介したい」そんなときに、あると便利なパンフレット。でも、いざ作るとなると、何から始めればよいのか戸惑う方もいるのでは。そこで、パンフレットを作るとき、押さえておきたいポイントをご紹介します。
紙を用いた広報物の種類
紙を用いた広報物には、パンフレットのほかに、リーフレットやチラシなどがあります。目的や使用方法、予算などを考慮し、どの形態がふさわしいかを選びましょう。
■パンフレット
複数の紙をとじて作ります。会社案内や商品紹介、学校案内など、長く読まれることを前提として用いられます。
■リーフレット
1枚の紙に印刷し、二つ折りや三つ折りにして使います。折り曲げることでページを作り、冊子状にしています。パンフレットより情報量は少なくなりますが、制作費を抑えられます。
■チラシ・フライヤー
1枚の紙に印刷されたもので、小型のものや厚手の用紙を使ったものは「フライヤー」とも呼ばれます。チラシは折り込み広告やポスティングに、フライヤーはイベントや店頭での配布に利用されることが多いです。
パンフレット制作のポイント
まずは目的やターゲットを整理するところから始めましょう。場合によっては、Webサイトやチラシのほうが効果的な場合もあります。しっかり検討してふさわしい広報物は何か見極めたうえで、どんなパンフレットを作るのか考えましょう。
■目的
何のためにつくるのか、どんな成果を挙げたいのか、目的を考えます。「営業先で商品紹介に使いたい」「採用説明会で学生に配りたい」など、具体的な目的を定めましょう。
■ターゲット
どのような人を対象にするのか、ターゲットを明確にします。学生向け、ファミリー向けなど、ターゲットによって、内容やデザインも変わります。
■内容・構成
どんな情報をどのような順番で掲載するのか決めていきます。たとえば会社案内を作る場合は、取引先向けには商品紹介やお客様の声を、就職活動中の学生向けには先輩社員のインタビューを掲載します。目的やターゲットによってふさわしい内容は異なります。
■サイズ・デザイン
パンフレットの印象を大きく左右するデザイン。女性向けならばバッグに入りやすい小ぶりのもの、自然素材を使った商品ならばやさしい印象のデザインに。レジ横に置くならば小型のものが、ラックに入れて使用する場合はA4サイズが便利です。用途やターゲットに合わせて、サイズやデザイン、使用する用紙などを検討します。
■予算・部数・納期
予算に合わせ、ページ数や部数、素材などを検討します。印刷や搬入に必要な日数も把握し、納期に合わせて制作スケジュールを管理します。
今回はパンフレットについて取り上げましたが、リーフレットやチラシの場合も、制作のポイントは大きく変わりません。思わず持ち帰りたくなるような表紙やデザイン、知りたいことや興味深い情報。パンフレットは見た目の良さも中身の充実もどちらも大切です。
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