「2021年度グッドデザイン賞」2本同時受賞(当社企画・制作のPR映像)

当社が企画・制作した熊本保健科学大学様のPR映像が、このたび2021年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。

人材不足が懸念される医療分野への関心を高めることを目指し、学生たちの挑戦をドキュメンタリータッチで丁寧に描いた映像が高く評価され、2本同時受賞を果たしました。当社は今回の受賞を機に、多様な分野でデザインの力を活用し、顧客の課題解決や地域の活性化に向けて力を尽くしてまいります。

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■受賞対象

  • 作品名称:「明日、声がなくなるとしたら」(PR映像) 


■作品概要:ある男性が手術を前に、人生最後の声を残した1本のカセットテープ。言語聴覚士を志す学生たちが、その声を聞き、遺された家族の思いに触れる特別授業に密着しました。

■クライアント:熊本保健科学大学 様 (2020年7月公開)

■グッドデザイン賞審査委員による評価コメント

だれでもYouTubeで発信できる時代に、大学として何をメッセージするか。その手本のひとつとなるような事例。映像PRコンテンツは、従来のマスメディア広告の流れを受けて、一方的な美辞麗句的メッセージになりがちであるが、この事例はドキュメンタリーの構造を持ちつつ、強い事実で心を打ち、言語聴覚士という新しい将来に気づかせ、そしてターゲットである高校生たちに「自分ならどうするか」を考えさせることに成功している。

■グッドデザイン賞Webサイト 紹介ページ 

  • 作品名称:「イルカと泳いだ女の子」(PR映像) 


■作品概要:車いす生活を送る7歳の少女の「イルカと泳ぎたい」という夢を支援するため、作業療法士を目指す学生たちが奮闘します。事前の準備から離島でのイルカとの遊泳体験の様子までを映像に収めました。

■クライアント:熊本保健科学大学 様 (2020年7月公開)

■グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
教育機関の広報物は、学生の将来についてポジティブな側面のみを抽出することが多い。しかしこのプロモーションは、学びのプロセスをドキュメンタリーとして描くことで、大学が提供している教育のあり方を、強引な演出などを用いず、素直な視点で映像化している。あえてありのままの表現を選択することで、若者たち自身が本心で進路を考えるきっかけとなるはずだ。またこうした映像が社会で話題となることで、人材不足が懸念されている医療分野への関心を高め、結果として大学のブランディングにも良い影響を与えるだろう。

■グッドデザイン賞Webサイト 紹介ページ 

  • 企画の背景

急速な高齢化や医療技術の発展に伴い、リハビリテーションを担う国家資格取得者は医療機関や保健・福祉施設などさまざまな場で求められています。現在、全国で理学療法士約19万人、言語聴覚士約3万人、作業療法士約9万人。人数の少ない言語聴覚士や作業療法士は、一般的にあまり知られていないのが実情です。そこで、高校生に向けて、言語聴覚士・作業療法士という国家資格があることを伝え、進路の選択肢として考えるきっかけをつくることを狙い、ドキュメンタリー形式のPR映像を企画しました。

  • 制作スタッフ

デザイナー:株式会社ゆうプランニング 森山大雅
プロデューサー:株式会社Timeship 本田 誠
ディレクター:株式会社ゆうプランニング 森山大雅、イシイ事務所 石井久年

  • 企画・制作 
    株式会社ゆうプランニング・株式会社Timeship
  • 受賞コメント

株式会社ゆうプランニング クリエイティブディレクター  森山大雅
まだ将来の夢が明確でなく、言語聴覚士や作業療法士という言葉さえも知らない高校生に向けて、興味を持ってもらえるように企画しました。つくられたものではなく、ありのままの学生の姿をそのまま伝えることで、視聴者にも一つのストーリーをリアルに体験してもらうことができる映像制作を目指しました。受賞に際し、私たちの仕事を高く評価いただき大変うれしく思うとともに、動画をご覧になった方々に何か感じていただけることがあれば幸いです。熊本保健科学大学の皆様はじめ、制作にご協力いただいた方々へ心から感謝いたします。 

  • グッドデザイン賞とは 

1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
https://www.g-mark.org/

  • その他の受賞歴

■作品名称:「明日、声がなくなるとしたら」

・「九州ADC AWARD 2021」カテゴリー賞:映像・音楽部門(長編5分以上)/BEST100 
https://award.k-adc.net/
・「第8回BOVA2021」広告主部門 ファイナリスト https://bova.co/history/8th/client-work

■作品名称:「イルカと泳いだ女の子」
・「第8回BOVA2021」広告主部門 ファイナリスト https://bova.co/history/8th/client-work

  • 受賞映像

以下の画像をクリックすると映像をご覧いただけます。