2023.09.4
パッケージをデザインした商品が優良新商品表彰事業で受賞
「くるんと」と「くるんと」を運営するゆうプランニングでパッケージデザインを手がけた商品が、(一社)熊本県物産振興協会が主催する令和5年度(2023年度)優良新商品表彰事業で表彰されました。
ホシサン株式会社様のくまもとマイスターズ「苺あまざけ」が、優良商品賞(食品部門)を受賞。
西日本食品工業株式会社様の「太平燕(熊本県産野菜入)」が、優良商品奨励賞(食品部門)を受賞されました。
おめでとうございます!
▼受賞結果はこちらからご覧いただけます。
2021.07.29
パッケージデザインを依頼する
パッケージの制作を依頼するとき、デザイナーや制作会社に、どんな情報を伝えればよいでしょう?
最初に認識を共有しておかないと、できあがってきたデザインがイメージと違う、ということになりかねません。
私たちはパッケージのデザインにあたり、以下のようなことを確認しています。
①商品の詳細、特徴
・商品名
・容量、サイズ、重さ、容器
・商品の形状
・価格
・商品の特徴
・競合商品
・商品のコンセプト
・キャッチコピー
・アピールしたいポイント
②ターゲット
・ターゲットの詳細(年代、性別、タイプ、生活スタイルなど)
・使用用途
③ 販売
・売り場
・販売戦略
・集客方法
④デザイン
・デザインのイメージ
(シンプル、ナチュラル、POP、かわいい、かっこいい、和風、洋風、レトロ、 未来的、など)
・好きなデザイン、避けたいデザイン
・重視したいポイント(目立たせたい、高級感を出したい、など)
⑤スケジュール、予算
・発売時期、希望納期
・スケジュール
・予算
・依頼内容
(容器、包装紙、紙袋等、依頼の範囲。ネーミング・コピー・撮影などの有無)
できるだけ具体的に、詳細な情報を伺います。リニューアルの場合や類似商品があるときは、現在使用しているパッケージをご提供いただきます。
好きなデザインや希望するデザインのイメージがあれば、写真などで確認しイメージを共有します。
パッケージの制作には、ある程度の時間が必要です。オリジナルの箱を制作する場合は、箱の試作・調整、素材の選定、見積もり、デザイン制作、印刷などを含めると、3カ月から半年ほどかかる場合もあります。
スピードやコストを重視するならば、既存の箱を使うなど工夫します。
何を伝えればよいかよく分からないという方には、私たちが質問をしながら確認していきます。まずは、お気軽にご相談ください。
2020.09.23
パッケージが生まれる場。工場見学してきました。
パッケージをつくるには、いくつもの工程が必要です。材質や形状、サイズなどを検討し、デザインを決定。印刷や加工などを経て、 一つのパッケージが生まれます。
今回、印刷後の加工全般を手掛ける株式会社池田紙器工業の工場を見学させていただきました。 ホコリや髪の毛などが付着しないように、帽子をかぶり、エアーシャワーを浴びて中へ入ります。工場内には、虫の侵入を防ぐシャッターや、湿度をコントロールする加湿器などの設備があり、衛生管理、品質管理が徹底されています。代表的な加工作業を見学しました。
さまざまな加工に対応
「合紙」は、紙と紙を貼り合わせる加工です。薄い紙と厚い紙を貼り合わせることで強度が増し、紙の組み合わせによって、表現の幅も広がります。
業界用語で「トムソン加工」と呼ばれる「打ち抜き加工」では、用意した型を使って、紙を型抜きしていきます。ミシン目入れやハーフカットも可能。書道半紙のような薄いものから段ボールなどの厚い紙にまで対応できます。
「箔押し加工」は、 パッケージにインパクトが出せて、私たちも好きな加工のひとつ 。 紙に凹凸をつける浮き出し加工も同じ機械で行っています。紙の上に盛り上げる加工を「エンボス」、下に押し下げる加工を「デボス」といいます。
箱をつくるときに必要な糊張りの加工は、「グルアー加工」と呼ばれます。専用の機械のラインに流すと、自動で折りたたまれ、糊付けされます。この工程は、製函(かん)と呼ばれますが、 「函」 は箱を意味します。 大量生産する場合にも安定した品質で製造できます。
小ロットの商品や特殊な形状のものなどは、手動の機械や手作業で対応しています。
時代に合わせたパッケージ
工場見学の後は、パッケージのサンプルを見せていただきました。オーダーメードにも対応してもらえるので、特殊な形状や素材など、今までにないチャレンジもできそうです。
パッケージをデザインするときは、商品の特徴や販売方法、つくりたいイメージによって、紙質や加工方法を決定します。箔押しを用いれば高級感を演出、クラフト系の紙を使うとナチュラルなテイストに。複雑な形や特殊な形で、他の商品との差別化を図ることもできます。
私たちは、さまざまなアイデアを検討したうえで、デザインや素材に合わせて、ふさわしい印刷や加工を提案します。
最近では、レジ袋有料化に伴い手提げ式のパッケージも増えています。プラスチック製から紙製への変更など、環境に負荷が少ないものへ切り替える動きも進んでいます。時代の変化に合わせて、パッケージも変化しています。
私たち「くるんと」は、これからも、池田紙器工業様やパートナー企業の皆様と協力し、 お客様のご要望に応えるとともに、今の時代にふさわしいパッケージをご提案してまいります。お気軽にご相談ください。
2020.06.17
04 パッケージができるまで
パッケージができるまでの工程をご紹介します。
①ヒアリング
パッケージづくりは、商品やお客様について知ることから始まります。どんな商品なのか、特徴、サイズ、販売方法、お客様の思いをうかがい、商品についての理解を深めます。 また、ご予算やスケジュールのご希望も確認します。
②見積もり・契約
ヒアリング結果をもとに、概算見積もりを提出します。ご契約後、制作に入ります。
③ポジショニングを策定
競合商品、ヒット商品やトレンドなどの市場調査を行います。競合商品との違いを把握し、どのような点を訴求するのか検討します。市場でのポジショニングを考え、商品にふさわしいパッケージを検討します。
④ターゲットを明確にする
どのような人がどんなシーンで、どのように商品を選ぶのか、 どんなメリットを求めて購入するのか考えます。男性向け、女性向け、大人向け、子供向けなど、ターゲットによって、デザインの方向性は大きく変わります。年代、性別、ライフスタイルなどを想定し、ターゲットを明確にします。
⑤コンセプトを定める
商品の特性やターゲットを考慮し、パッケージデザインのコンセプトを定めます。シーンや使い方、訴求ポイントを考え、コピーやデザインの方向性を定めます。
⑥素材や形状を検討
商品に合わせて素材やパッケージの形状を考えます。 商品の形や大きさ、重さによって、適切なものを選びます。
サイズや形が決まっている既製品のパッケージ を使用する場合と、オーダーメードで制作する場合があります。オーダーメードでは、箱や容器などの設計、型の作成から行います。
素材の色や質感、強度や機能も考慮します。コストとのバランスを考えることも大切です。
⑥デザイン
ターゲットやコンセプトに沿って、 高級感、カジュアル、上品、ポップ、など 目指すイメージを定めます。
色使いや文字の配置、原材料などの情報掲載、箔押しなどの特殊加工、その他さまざまな要素を整理し、検証します。
⑦校正
デザイン案を提出し、お客さまと校正を行います。デザインに合わせて素材などの見直しも行います。
オーダーメードの場合、箱などのサンプルを制作し、大きさや形を確認します。ご希望やご予算によって、色校正や実際の素材を使ったサンプルを用意する場合もあります。
デザインの修正や調整を行い 、お客様とイメージを共有します。
⑧印刷・加工
デザイン確定後、印刷や特殊加工、組み立てなどの作業に入ります。
⑨納品
完成したパッケージは、ご指定の場所へ大切にお届けいたします。納品後、いよいよお客さまの商品のデビューです。商品をより魅力的に見せるため、店頭での陳列の仕方やディスプレイなどもアドバイスいたします。
シリーズ展開やサイズ違いのパッケージ制作などのご要望にもお応えします。お気軽にご相談ください。
2020.06.2
03 良いパッケージデザインとは?
人は見た目が大事といわれますが、それは商品も同じです。良いパッケージデザインには、どんな共通点があるのでしょうか?
①わかりやすさ
人は情報の8割以上を視覚から得ている、ともいわれます。さまざまな商品がある中で、一瞬で認識されなければ、買ってもらえません。その時間、3秒という説も。一目見ただけで、何の商品か理解し、手に取ってもらうために、わかりやすさはとても大切です。写真やイラスト、文字の大きさなども考えてデザインします。
②誤解を招かないこと
大げさなコピーや中身とつり合わない写真はNG。たとえばドリンクのようなパッケージの洗剤は、誤飲の恐れがあって危険。パッケージから中身を想像できることが大切です。意外性を狙った場合も、注意事項をわかりやすく表示するなど、誤解を生まないような工夫が必要です。
③ターゲットにきちんと届く
商品を買ってもらいたい人に、「これは私のための商品だ」と気づいてもらえなければ、売り上げにはつながりません。
一般に子ども向けの商品は、ポップでカラフルなデザインが多く、年配の方向けの商品には、落ち着いた色が使われます。たとえば同じメーカーがつくる洗顔料でも、男性向けと女性向けでは、色やデザインが違ってきます。
また、時代の背景やマーケットに合わせて、適切なデザインは変わります。格安商品と高級商品では、同じジャンルのものでも全く雰囲気が違います。
④商品の世界観が伝わる
商品の魅力やコンセプトを伝えるのも、パッケージの大切な役割。ただし、アピールしたいポイントがたくさんあるからといって、すべて詰め込んでしまうと、情報量が多すぎて、どれも目立たなくなってしまいます。
一番の特長や伝えたい魅力を絞り込み、キャッチコピーやデザイン、形や素材も含めて、その商品独自の魅力や世界観が伝わるパッケージに仕上げます。
パッケージは、あなたの商品をPRするセールスパーソンのようなもの。大がかりな広告を行わなくても、パッケージの魅力でお客様をつかまえることもできるのです。
パッケージについてのご相談は、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。
2020.05.13
02 パッケージの役割
「パッケージ」にはいろいろな役割があります。主な役割を見ていきましょう。
1.商品の保護
パッケージの大切な役割の一つが、内容物を「まもる」こと。たとえば食品ならば、賞味期限まで品質を保たなければいけません。パッケージは次のように、外的要因から中身をまもり、品質を保ちます。
- ● 酸素や湿気、熱や温度、光などからまもり、中身の劣化を防ぐ
- ● 虫や菌、カビなどからまもり、腐敗や劣化を防ぐ
- ● 衝撃や重みなどからまもり、破損や変形を防ぐ
2.利便性の向上
たとえば、液体をそのままの状態で扱うのは難しいですが、ボトルや袋に入っていると、運ぶときやお店の棚に並べるときにも扱いやすくなります。輸送、陳列、保管などがスムーズにできるのは、パッケージのおかげです。
- ● 保管しやすい、並べやすい、積みやすい
- ● 持ち運びしやすい、見分けやすい
- ● 取り扱いしやすい、使いやすい
3.情報の伝達
商品情報を正しく適切に伝えることも、パッケージの役割。中身が何か、どんな特徴があるのか、 原材料や保存方法など、消費者にとって必要な情報を伝えます。たとえば食品の場合、食物アレルギーについての表示も重要です。
- ●商品名、原材料、商品の特徴
- ● 使用方法、保存方法、捨て方
- ● 量、成分、期限、製造者情報
4.販売促進
このように、パッケージには、機能面でも大切な役割があります。そのうえで、商品である以上、売れなければ意味がありません。すぐれた商品で機能的なパッケージだったとしても、消費者の心を引き付けなければ、購入にはつながりません。
だからこそ、パッケージデザインが重要になるのです。商品の魅力や中身、形状、ターゲットや販売される場所なども考えたうえで、ふさわしいデザインを検討します。色や素材を検討し、必要に応じて写真やロゴ、コピーなどを効果的に配置します。
商品が売れるかどうか、最後の決め手に、パッケージデザインが大きく関わってくるのです。
2020.04.22
01 なぜパッケージデザインが大切なの?
「とてもよい商品なのに、見た目がイマイチ」「プレゼントにするには、デザインがちょっと…」そんな経験ありませんか?
商品の売上は、パッケージによって大きく左右されます。商品が魅力的なのに、デザインで損をしている場合もあります。
たとえば、こんな例が考えられます。
①上質で高級な商品なのに、チープでカジュアルなデザイン
商品の質のよさが伝わりにくい。 見た目と金額にギャップがあり、選んでもらえない。
②子ども向けの商品なのに、大人っぽいデザイン
落ち着いた色味や渋いデザインなど子ども向けに見えず、ターゲット層に目にとめてもらえない。
③同じブランドの商品なのに、統一感がない
商品の種類によってデザインのテイストが違うと、同一ブランドだと認識されにくい。バラバラの印象で売場に統一感がなく、インパクトも薄くなる。
ターゲット、売場、利用シーン、利便性などを考えたうえで、商品にふさわしいデザインが求められます。
どんなによい商品でも、手に取ってもらえなければ、その魅力を知ってもらえません。商品の魅力を伝え、消費者に届けるうえで、パッケージが果たす役割は大きいのです。
パッケージについてのご相談は、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。
2019.12.16
制作実績のご紹介
パッケージづくりのパートナー「くるんと」の制作実績をご紹介しています。
https://www.you-plan.co.jp/kurunto/works/
「くるんと」では、デザインから印刷や加工まで、パッケージの制作を一貫してサポート。商品の魅力を引き出すパッケージづくりを心がけています。 ラベルシールやカード、箱、瓶や缶、紙袋など、幅広いデザインを手がけています。
2019.12.13
ホームページを公開しました
はじめまして、パッケージづくりのパートナー「くるんと」です。この度、ホームページを公開しました。
わたしたちは、お土産やギフトなど商品に合わせたパッケージをデザインし、その魅力を高めるお手伝いをしています。
ホームページでは、パッケージ制作の流れや制作実績などをご紹介しています。ぜひご覧ください。