2020.06.2
03 良いパッケージデザインとは?
人は見た目が大事といわれますが、それは商品も同じです。良いパッケージデザインには、どんな共通点があるのでしょうか?
①わかりやすさ
人は情報の8割以上を視覚から得ている、ともいわれます。さまざまな商品がある中で、一瞬で認識されなければ、買ってもらえません。その時間、3秒という説も。一目見ただけで、何の商品か理解し、手に取ってもらうために、わかりやすさはとても大切です。写真やイラスト、文字の大きさなども考えてデザインします。
②誤解を招かないこと
大げさなコピーや中身とつり合わない写真はNG。たとえばドリンクのようなパッケージの洗剤は、誤飲の恐れがあって危険。パッケージから中身を想像できることが大切です。意外性を狙った場合も、注意事項をわかりやすく表示するなど、誤解を生まないような工夫が必要です。
③ターゲットにきちんと届く
商品を買ってもらいたい人に、「これは私のための商品だ」と気づいてもらえなければ、売り上げにはつながりません。
一般に子ども向けの商品は、ポップでカラフルなデザインが多く、年配の方向けの商品には、落ち着いた色が使われます。たとえば同じメーカーがつくる洗顔料でも、男性向けと女性向けでは、色やデザインが違ってきます。
また、時代の背景やマーケットに合わせて、適切なデザインは変わります。格安商品と高級商品では、同じジャンルのものでも全く雰囲気が違います。
④商品の世界観が伝わる
商品の魅力やコンセプトを伝えるのも、パッケージの大切な役割。ただし、アピールしたいポイントがたくさんあるからといって、すべて詰め込んでしまうと、情報量が多すぎて、どれも目立たなくなってしまいます。
一番の特長や伝えたい魅力を絞り込み、キャッチコピーやデザイン、形や素材も含めて、その商品独自の魅力や世界観が伝わるパッケージに仕上げます。
パッケージは、あなたの商品をPRするセールスパーソンのようなもの。大がかりな広告を行わなくても、パッケージの魅力でお客様をつかまえることもできるのです。
パッケージについてのご相談は、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。